AIR RACE X 発足!

何度目でしょう? 

あらたなエアレース AIR RACE X の発足発表がありました

昨日(2023年3月28日)、突然舞い込んできたこのニュース

レッドブル・エアレースの同期たち、マット・ホール選手/ピート・マクロード選手そして室屋義秀選手の 3 人が発起人となり、新たなエアレースを開催するとのこと

サイトはこちら: https://www.airrace-x.com/JP/

開催発表会: https://www.youtube.com/watch?v=rIQOaJhvCwQ

開催発表会やサイトからは、以下のように発表されています

  • レースフォーマットは2種類
    • リアルラウンド
    • デジタルラウンド
  • 2023 年は 10 月 15 日にデジタルラウンド開催
    • 詳細は 8 月に発表
  • 2024 年はデジタルラウンドに加えリアルラウンドも開催
  • 2025 年以降はワールドチャンピオンシップとしての開催を目指す

というものでした

リアルラウンドは、

  • 従来のレッドブル・エアレース方式
  • 一同に選手が集結したリアルなレース

デジタルラウンドは、

  • パイロットは自らの拠点でおこなう
  • パイロン等は全く同じ位置と間隔で配置
  • フライトデータを大会本部で収集
  • 結果はオンラインで発表
  • AR (拡張現実) により、実際には飛行不可能な場所もレース会場に

デジタルラウンドで気になるのは気候の差ですよね

拠点ごとに気温湿度風向きなど異なりますが、今までのレース運行実績などにより、かなり正確に補正ができるのだそう

相当自信を持って語っていましたね

この他に発表会で語られていたのは

  • 次の世代のパイロットを育てていくのも大事
    • マット・ホール選手は Emma McDonald’s(空軍出身) を教えている
    • 室屋義秀選手も、先日アカデミー発足を発表したばかり
    • ピート・マクロード選手も考えてはいるよ
  • デジタルラウンドについて
    •  パイロンは大会本部からチームに渡されて設置する
      • マーキングか小さいパイロンを設置する
        (筆者注:巨大なパイロンを設置するのではなく、目印のようなもので仮想的に設置するのかもしれない。この辺が現地でARでレースが観れると言っていたことに繋がるのかも。)
    • フライトデータを大会本部が集め、各種補正して結果を出す
    • 45分の Live 放送を行う
    • 実際には福島で飛んだとしても、トラックレイアウトはどこかの街に合わせたものになる
  • レッドブル・エアレースの発起人ピーター・ベゼネイさん、ポール・ボノムさんがレースを考えたときのように、自分たちも飛びたいし後進のために何かしたいと思った
    • 筆者注:当時のピーター・ベゼネイさん、ポール・ボノムさんのほうが若い
      • レッドブル・エアレース初開催 2003 年当時、ピーター・ベゼネイさん 43 歳、ポール・ボノムさん 35 歳
      • 2023 年 3 月時点で、室屋義秀選手 50 歳、マット・ホール選手 51 歳、ピート・マクロード 39 歳
  • 発起人の3人の役割は
    • 室屋義秀: 発起人(?)
    • マット・ホール: 安全性について
    • ピート・マクロード: スポーツレギュレーション、テクノロジー
  • これから出場選手を募っていくよ

実際にどうやって運営していくのか?細かいルールはどうなのか?などは語られていませんでした

かなり練られているようなので、ようやっと実現されるのかもしれませんね

まずは 2023 年 8 月の発表が待ち遠しいです!

過去にも2度エアレース復活のニュースがありましたが、なかなか実現には至ってませんね

今度こそ復活してほしいものです