World Championship Air Race の CEO である Willie Cruickshank (ウィリー・クルックシャンク) さんのインタビューが、日本時間 2021/4/20 21:00 に YouTube 等で公開されました
Airborne Podcast: Willie Cruickshank Race Director WCAR
最初は Willie Cruickshank さんの生い立ちやら飛行機やエアロバティックとの関わりの話でした
21分18秒あたりから、 World Championship Air Race の話がスタート!
大部分はいままで発表されている内容でしたが、私が気になったところを挙げますね
- Redbull Air Race を踏襲しているけど、全然異なったものにしたいよ
- 他のモータースポーツのように、チームが存在してパイロットを雇うような形にするよ (既報の通り)
- どんどん若い人 (新しい血) を入れていきたいね
- ダリオ・コスタと彼の母が、パイロットセレクションに申し込んできたよ
- 選手を育てるアカデミーを創設するよ
- すでに20人以上ものパイロットからコンタクトがあったよ
- パイロットの評価は始まっていて、2人良いパイロットがいるね
- 一人はチャレンジャークラスだったサミー・メイソン、もう一人はF16の若いパイロット
- 新しい電気飛行機について、以下のことが満たされることが重要だね
- 技術が発達して、250mile/h, 12G, 420度回転/s ができるようになること
- 商業的に成り立つこと (訳注:電気飛行機の製造販売についてだと思われる)
- レース開催地の航空業界が許可してくれること
- レースの開催について
- レース会場は、横幅 1km、奥行き 600m、高さ 300m が必要
- レースエアポートは 700m の滑走路が必要 (訳注:浦安って 700m もあったっけ??)
- パイロンは 35m の高さがある (訳注: いままでより高くなってない?)
- 開催日の5日前にレースチームが着いて、747で持ってきた飛行機を組み立てるようにする
- 開催地の学校などで教育プログラムとかをやりたい、もちろんプロモーションも
- 家族で来てもらって、4時とか5時にレースが終わって、(無料の)音楽イベント等をやりたい
- 初年度 (2022年) には 8 〜 9 会場でレースをしたいね
- 候補としてインドやケープタウンが上がっているよ
- 参加者の発表は一人だけできるよ!マット・ホール選手!!
このインタビューを聞いてて思ったことがあります
室屋義秀さんが、いま頑張って若い子たちを育てようとしていますよね
これって、エアレースのアカデミーにつながっているような気がします
基本的なことを若い子に教えて、アカデミーに送り込む
教えた子たちが成長して選手になるまで合計 10 年ぐらいかかるとして、その頃には室屋さんは第一線を引退してチーム運営に回る
そのチームで教え子たちとレースを戦う
こんな夢を持っているんじゃないかな?
モータースポーツではよくある話だけど、飛行機の世界ではまだまだな話
こんな世界が現実になると良いですね