所沢航空発祥記念館

10月22日、即位礼正殿の儀 で祝日でしたので、所沢航空発祥記念館に行ってきました

もちろん目的は室屋義秀さんの BEYOND THE EDGE を見るためです

当日の午前中はあいにくの雨

室屋義秀さんの昇りが立ち並んでいました

入館すると、室屋義秀さんと撮れるトリックアートがありました

もちろんやってみましたよ

本当にタンデム飛行しているみたい

この日、所沢航空発祥記念館 は入館無料

ちょっと得した気分です

上映の BEYOND THE EDGE

前半は以前からある役者さんによる室屋義秀さんの再現フィルム

後半は、室屋義秀さんのインタビューや、今後の VISION 2025 について行っていることの紹介でした

BEYOND THE EDGE の他に、所沢航空発祥記念館では日本の動力飛行機の原点 アンリ・ファルマン機 の展示が行われていました

まずは機体を観てください

原型は1910年のもの

グノーム式7気筒星型回転式エンジンを使い50馬力出ていたそう

1910 (明治43) 年12月に日本での初飛行が行われたそうです

この頃から基本的な機構は変わってないのが驚きです

複座式のコックピットはともかく、操縦桿とラダーペダルは今の仕組みと同じ

操縦桿の左右で主翼の補助翼 (エルロン) を動かしロールを行い、操縦桿の前後で尾翼のエレベーターを動かし機首の上下を操作

ラダーペダルで垂直尾翼を動かし機首の左右を操作

この頃から全く変わってないのです!

各部はワイヤーで繋がれて操作するのだけど、この写真でわかるかな???

もう一つ興味深かったのは、補助翼 (エルロン)

静止状態だと垂れ下がっています

この状態だと抵抗になるので飛ぶのも大変だろうし、どうやって迎え角を作ってロールさせるのだろうかと、とても疑問でした
(すでに迎え角が最大だもの)

解説を読んでびっくり!

この垂れ下がった補助翼は、機体の速度が上がると自然と水平になるのだそう!!

まぁそりゃそうです、バネでも付いていなければ一番抵抗のない状態になるのは自然なこと

飛行時は水平な補助翼を、操縦桿で引っ張り迎え角をつけることで機体をロールさせる仕組みだったのです!!

現代の (というかエアレース機やエアロバティック機) と異なるのは、補助翼が左右どちらかしか動かないこと

エアレース機やエアロバティック機では、操縦桿を左右に動かすと左右両方の補助翼が逆方向に動きます

しかし アンリ・ファルマン機 では、片方のみが動く仕組みなんです

この仕組みを理解するのに、だいぶ時間をかけてしまいました

飛行機の機構に興味がある人には、いくらでも見ていられる アンリ・ファルマン機 の展示ですよ!

もしかしたら、映画よりアンリ・ファルマン機のほうが長く時間を費やしたかも?

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