2018年 Redbull Airrace 第5戦 カザニを見ての感想です
予選
どこかで見たことがあるようなコースレイアウトで行われた2018年カザニ戦
調べてみたらここ2017年のロシアの地ではなく、2018年カンヌ戦が近いレイアウトと言えそうだが逆周りなんだよね
選手にとっては、まったく似てないと言ってよさそうです
意外だったのは、マルティン・ソンカ選手
全体的にスピードが乗らず下位に終わってしまいました
どうしたんでしょうね
それとマット・ホール選手も不調
Round14 のインタビューで、エンジンの不調を訴えてました
予選の時点では、スピードが戻ってくるか心配でした
Round14
ニコラス・イワノフ選手はなかなか調子が上がってこないですね
カザンでもそれほど良いタイムが出せず、室屋義秀選手は約1秒のリードで勝利
先に飛んだペトル・コプシュタイン選手、それほど良いタイムではありませんでした
対するベン・マーフィー選手はずっと赤表示で遅れたフライト
しかし、最後の最後で 0.057 秒逆転!
ちょっとだけペトル・コプシュタイン選手が大回りしたような軌道だったので、その分遅れたのかも
Heat3、マット・ホール選手は相変わらず早い!セカンドセクターまではそれまでの最速
それに対しミカエル・ブラジョー選手は、途中までよくついていったのだけど、バーティカルターンでOverG 2秒のペナルティ
昨今はペナルティもらうとまず勝てないですね
Heat4、予選失敗のマルティン・ソンカ選手が先に飛びマット・ホール選手よりよいタイム
このタイム出されちゃうと、フアン・ベラルデ選手には辛いかも
フアン・ベラルデ選手はバーティカルターンでの遅れが響きましたね、それ意外はそれほど遅れなかったんだけどね
Heat5、先飛びのカービー・チャンブリス選手もそこそこ良いタイム
カービー・チャンブリス選手も含め52秒台が連発です
対するピート・マクロード選手はGate7でインコレクトレベル
パイロンに近づきすぎて当たらないように避けた感じがします
しかし負けは負け
Head6、クリスチャン・ボルトン選手はGate3でインコレクトレベル
クリーンにスピードを落とさずに飛びたいと言っていたGate3と4でミスしちゃだめでしょ
マイケル・グーリアン選手は安全にでもしっかり飛んで52秒台でフィニッシュ
Head7、フランソワ・ル・ボット選手がとても良いタイム
負けてもファステストルーザーが決まるタイムでした
ここまでのファステストルーザーのフアン・ベラルデ選手は気が気じゃない気分でしょう
しか〜〜〜し!
予選トップだったマティアス・ドルダラー選手が Gate4 でパイロンヒット!
ここでのパイロンヒットは外側のゲートが多かったのに、内側のパイロンヒットは珍しい
狙いすぎたんでしょうか?
勝ち上がった選手のタイムは、1秒以内におさまっているという超僅差
そして先に飛んだ選手が勝つのが多い、というは珍しい現象ですね
ニコラス・イワノフ v.s. 室屋義秀◯
ペトル・コプシュタイン v.s. ベン・マーフィー◯
マット・ホール◯ v.s. ミカエル・ブラジョー
マルティン・ソンカ◯ v.s. フアン・ベラルデ
カービー・チャンブリス◯ v.s. ピート・マクロード
クリスチャン・ボルトン v.s. マイケル・グーリアン◯
フランソワ・ル・ボット◯ v.s. マティアス・ドルダラー
Round8
Heat7、Spectacular Beautifull! なんと51秒6と今日の最速タイムを叩き出した室屋義秀選手
カービー・チャンブリス選手も52秒4と悪くないタイムだけど、追いつかず
室屋義秀選手はGate4~5が速いですね
Head8、フランソワ・ル・ボット選手は丁寧に飛んで53秒1
マイケル・グーリアン選手は最初からジリジリとリードを広げフィニッシュ
0.8秒もの大差で勝利
もともと持っているスピードの差が出たレースでした
この時点で室屋義秀選手のRPM違反が発覚
バーティカルターンのあとでRPM Overが発生したもよう
マルティン・ソンカ選手と同じ症状なのか、別問題なのか?
この違反によりカービー・チャンブリスがFinal4に進みます
Heat9、フアン・ベラルデ選手はとてもスムーズでタイトなラインを飛び52秒4
マット・ホール選手は各ゲートごとにジリジリと離していく
バーティカルターン終わった時点で余裕かと思ったら、なんとGate11でパイロンヒット!
風の影響というより、コース取りを狙いすぎて誤った感じ
Gate11ってパイロンヒットするようなゲートじゃないと思うんだけどねぇ
Heat10、ベン・マーフィー選手は飛ぶごとにタイムを良くし、52秒8の好タイムでフライト
それに対しマルティン・ソンカ選手は余裕でしたね
難しいとされるGate4/13では、余裕を持って機体を水平に戻しているように見えました
これで速いのだから、もっとタイムを出せる!?
室屋義秀 v.s. カービー・チャンブリス◯
フランソワ・ル・ボット v.s. マイケル・グーリアン◯
フアン・ベラルデ◯ v.s. マット・ホール
ベン・マーフィー v.s. マルティン・ソンカ◯
Final4
最初に飛ぶのはカービー・チャンブリス選手
バーティカルターンであまりGがかからなかったので、タイムはあまり期待しなかったけど、52秒3と比較的良いタイム
これなら上位に入れるかな?
2番目はマイケル・グーリアン選手
カービー・チャンブリス選手と抜きつ抜かれつの接戦!
最後の最後までどちらが勝つかわからない中、マイケル・グーリアン選手が0.066秒差での勝利!
これって370km/hなら6mほどの差!
3番目はフアン・ベラルデ選手
1週目前半はマイケル・グーリアン選手によくついていったけど、その後のライン取りで少しずつ引き離されていく
バーティカルターン前のGateの入り方で大きく差がついた気がします
最後はマルティン・ソンカ選手
バーティカルターン手前までは極僅差
ところがバーティカルターン一発で0.3秒もの貯金を稼ぎました
あとは少しずつ貯金を使いつつも、ゴールまでリードを保ちトップタイム!
マルティン・ソンカ選手おめでとうございます!!
最終結果は
1位 マルティン・ソンカ選手
2位 マイケル・グーリアン選手
3位 カービー・チャンブリス選手
4位 フアン・ベラルデ選手
さて、これでポイントランキングはこうなります
1位 | マイケル・グーリアン | 55 |
2位 | マルティン・ソンカ | 49 |
3位 | マット・ホール | 49 |
4位 | ミカエル・ブラジョー | 27 |
5位 | 室屋義秀 | 22 |
6位 | フランソワ・ル・ボット | 20 |
7位 | カービー・チャンブリス | 19 |
8位 | フアン・ベラルデ | 16 |
9位 | マティアス・ドルダラー | 15 |
10位 | ベン・マーフィー | 15 |
11位 | ピート・マクロード | 11 |
12位 | ペトル・コプシュタイン | 10 |
13位 | クリスチャン・ボルトン | 6 |
14位 | ニコラス・イワノフ | 6 |
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